「大日経を読み解く」儀軌部門の解説 2
今回は、前回から始まった「大日経を読み解く」の儀軌部門の解説の第二弾である。なにしろ長い経典なので、数回に分けざるを得ないが、まあ、気長に楽しく読んでください。今回は、真言密教にとって非常に重要な「ア字観」や「字輪観」の […]
威徳山金剛寺 密教の真髄
誰でも解る密教講座です。気軽に読んでください。
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今回は、前回から始まった「大日経を読み解く」の儀軌部門の解説の第二弾である。なにしろ長い経典なので、数回に分けざるを得ないが、まあ、気長に楽しく読んでください。今回は、真言密教にとって非常に重要な「ア字観」や「字輪観」の […]
<本経の解説に先がけて> この「密教経典を読み解く」シリーズでは、「大日経」「金剛頂経」「理趣経」と、真言密教にとって教理の根本となる最も重要な経典について解説してきたが、今回から「大日経」の第二章以降に説かれてい […]
[第四段・観照の法門の解説] 『その時でした。世尊であられる自性法性清浄如来さまは・・』から観照の法門は始まる。ではこの自性法性清浄如来とは誰かと言えば、観自在王如来のことである。「その本質が清らかであることを宇宙の法則 […]
<経題の解説> 理趣経(りしゅきょう)は、真言宗の常用経典である。常用経典とは、常に用いる経典ということ。大きな法要はもちろんのこと、お通夜、お葬儀、枕経、七日参り、四十九日法要、墓前供養、月命日、祥月命日、 […]
大楽金剛不空真実三昧耶経 般若波羅蜜多理趣品 大興善寺三蔵沙門大広智不空奉詔訳 <タイトルの分訳> 大楽・・大いなる快楽/無上のエクスタシー 金剛・・(ダイヤモンドのように)堅固で永遠の輝きに満ちた 不空 […]
前回が金剛頂経の金剛界大マンダラの形成までのあらましとなる。これから修法マニュアル(儀軌)部門に入るが、修法マニュアル部門は極めて簡単な説明だけに留めておく。なぜなら密教の修法は阿闍梨(師匠)が認めた弟子だけに伝授される […]
[金剛頂経の内容の解説] <序分の解説> 最初に伝えておきたい。密教はイメージの世界である。イメージが世界を造るのが密教である、と言い換えてもいい。そしてその世界は絶えず変幻自在に変化する。そこでは固定的な概 […]
[タイトルの説明] 金剛頂経(こんごうちょうきょう)は「十八会(え)十万頌(じゅ)」と言われる膨大な経典群である、とされている。「会(え)」は、「集会(しゅうえ)」の意味であり、仏菩薩を中心に、明王や諸天などの諸尊が集 […]
金剛頂一切如来大乗現証大教王経 金剛界大曼陀羅広大儀軌品之三 [金剛阿闍梨が曼陀羅に入る作法] 「それから、金剛阿闍梨は儀軌(マニュアル)に従って、三昧耶最勝女(四波羅蜜菩薩のこと)の印契を結びながら曼陀羅に入り、そして […]
金剛頂一切如来大乗現証大教王経 金剛界大曼陀羅広大儀軌品之二 [金剛業菩薩の顕現] 次に世尊・毘盧舎那如来は、すべての如来たちの偉大な匠の菩薩(一切如来毘首羯磨菩薩)のエネルギーから出現した堅固不滅の働き(羯磨加持金剛) […]