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ア字観について part2
前回の「ア字観について」では、ア字観は「宇宙とひとつになる瞑想法」であることを説明しました。
下の図像を見ながら瞑想することで、「宇宙とひとつになる」ことが出来る、という訳です。
では、「宇宙とひとつになる」というのは、どうゆうことでしょうか?
そのことを、これから解り易く解説いたします。
真言密教の根本仏を「大日如来」と言います。 以下の写真が金剛寺ご本尊「大日如来」様のお姿です。
「大日如来」は、宇宙そのものを表現した仏様です。
すなわち、この宇宙のありとあらゆるものが、すべて「大日如来」ということです。
従って、すべての惑星も無数ある銀河系もこの太陽系も月も地球もあなたもわたしも犬も猫もカエルもメダカも草花も、土や石や椅子や机や空気や水も、細胞も遺伝子も原子核も電子も陽子も中性子も素粒子も、いっさいがっさい「大日如来」という訳です。
それらが密接に関係し合い、互いに影響し合いながら、一定の秩序を保って存在し合う、これがすなわちコスモス(宇宙法則)です。
このコスモスを司る最高次元の存在が「大日如来」ということです。
つまり「大日如来」とは宇宙法則であり、宇宙原理であると言える訳です。
この宇宙そのものの「大日如来」を一文字で表したのが「ア字」です。
このア字と融合する瞑想を「ア字観」と言います。 今回の説明はここまでとします。
次回の「ア字観について part3」をご覧ください。